2023/03/19

SketchUp Pro 2023.0.1 リリース

2月のリリースからおよそ1ヶ月目のマイナーアップデート

Mac 版のリビジョンナンバーは 2023.0.396 となりました.


主にWIN版のバグフィックスが多い様です・・

一般的な注意事項
Windows インストーラーには、SketchUp Studio の Scan Essentials と Revit Importer 拡張機能をインストールおよびアンインストールするためのオプションと、V-Ray インストーラーをダウンロードするためのリンクが含まれるようになりました。

修正事項
安定化
・(Win) 同じモデルの 2 つ目のインスタンスを開くときのクラッシュを修正しました。

その他
・ライブ コンポーネントの設定の変更を伴う取り消しを実行すると、パネルを閉じるのではなく、以前の状態を反映するように構成パネルが調整されるようになりました。
・(Win) ツールバーからアイコンを削除しても、今後のセッションで無視される問題を修正しました。
・(Win) Alt キーを押してスクロール ホイールでズームするときの問題を修正しました。
・(Win) セッション間で自動非表示トレイの幅を保持する問題を修正しました。
・(Win) Ruby ダイアログ ボックスがモーダルにならない問題を修正しました。
・(Win)機種情報ダイアログで設定した単位が軸移動に反映されない不具合を修正しました。
・(Win) 選択したシーンをアニメーションに含めないようにチェックを外すと、それらのシーンのカメラが現在のカメラ設定と一致するように更新される問題を修正しました。
・(Win) Outliner ダイアログでマウスを使用してコンポーネントを選択すると、ユーザーがコンポーネントをクリックして移動できないという問題が修正されました。
・(Win) Outliner でのコンポーネント名の編集が正しく機能しない問題を修正しました。
・(Win) Outliner ダイアログを開いた状態で 2 つのモデルを開くと、SketchUp が終了時にクラッシュする問題を修正しました。
・(Mac) モデル内のカラーとネイティブ言語バージョンの両方がドロップダウン メニューに表示されるカラー パレットの問題を修正しました。 1 つまたは両方のエントリには資料がありません。
・(Mac) 既存のマテリアル リストを複製するか、新しいマテリアル リストを作成すると、Finder にフォルダが作成されない問題を修正しました。
・(Mac) 新規作成したマテリアル リストにマテリアルを追加しても機能しない問題を修正しました。

レイアウト リリース ノート
安定化
・(Win) 特定の条件で LayOut の「SketchUp で開く」を使用すると、SketchUp がクラッシュする問題を修正しました。

その他
・(Mac) LayOut が以前の LayOut バージョンのファイルとして保存できないという Ventura 固有の問題を修正しました。
・(Mac) 推論のパフォーマンスが向上しました。

SketchUp API リリース ノート
・追加のセキュリティ修正を含める

2023/02/17

SketchUp Pro 2023.0 リリース!

2023/02/16 (日本では 02/17 未明) SketchUp Pro 2023 がリリースされました!

例年では11月頃〜遅くとも1月頃のメジャーアップデートでしたが, 今回は少し遅めの2月リリースとなりました.(前回マイナーアップデートから約1年)

Mac 版のリビジョンナンバーは 2023.0.366 です.

リリースノートはこちら

主なアップデート内容は以下の通りです.

SketchUp

・Windows 共通インストーラー - Studio 機能を含む、より多くのオプションを備えた新しいインストール エクスペリエンス。

・Revit Importer - Studio サブスクライバーは Revit ファイルを SketchUp モデルに簡単にインポートできるようになりました。

・反転ツール - 新しい反転ツールを使用すると、SketchUp の [沿って反転] コマンドを置き換えて、選択を反転し、対称を作成することがより簡単になります。

・大規模モデルの保存効率 - マルチスレッド テクノロジを使用して効率を改善し、大規模モデルを保存します。

・オーバーレイ - 開発者は、他のネイティブな SketchUp ツールや機能を使用しながら持続できる拡張機能を作成できるようになりました。 これをオーバーレイと呼びます。 新しいオーバーレイ パネルは、この機能で設計された拡張機能を管理するのに役立ちます。

・新しい選択オプション、フリーハンド ツールの更新、軸ツールの改善など、さまざまなモデリングの更新と改善。

LayOut

・DWG 参照 - SketchUp ファイルと同様に、挿入された .dwg ファイルを参照として管理できるようになりました。

・カスタム回転開始角度 - 選択したエンティティを回転するためのカスタム開始角度を定義します。

・タグの可視性の向上 - 複数のビューポートでスタイルを慎重に上書きし、線のスタイルを他のスタイルから分離する機能を追加しました。

・ページごとのシーケンス オートテキスト - シーケンスされたオートテキストは、ページごとまたはドキュメントごとのいずれかになります。

・ビューポートの改善 - [3D ビューの編集] をアクティブにし、[サイズ変更時にスケールを保持] オプションを微調整するときにパン ツールをデフォルト ツールとして設定することで、ビューポートのカメラの予測可能性を改善しました。



2022/02/25

SketchUp Pro 2022.0.1 リリース!

2022/02/24 (日本では02/25未明) SketchUp Pro 2022.0.1 がリリースされました!

恒例の(?)新バージョンリリース直後のマイナーアップデート/バグフィックスです.

Mac 版のリビジョンナンバーは 2022.0.353 となりました. 

リリース直後なので現時点で前バージョンを起動しても新バージョンのアナウンスがされませんが,いつものダウンロードリンクから新バージョンのダウンロードが可能です. 同時にビューアもアップデートされています.

リリースノートはコチラ・・

以下,Google翻訳です・・

SketchUpリリースノート

・特定の方法で破損したドキュメントがSketchUpをクラッシュするのを防ぎました

・円弧のセグメントを増減するには、毎回修飾キーを押す必要がある問題を修正

・既存のエッジの近くに曲線を描画するときのフリーハンドツールの改善

・フリーハンドツールで描画された領域の閉じ方を改善

・平行投影と標準のカメラビューでIntelGPUを使用すると、内部エッジが常に表示されない問題を修正

・平行投影で位置カメラツールを使用するときにクリッピングを許可するように変更

・オープンソースクレジットに更新を適用

・定義が属するモデルに指定された名前がすでに存在する場合に一意の名前が自動的に生成されるように、SUComponentDefinitionSetNameを修正

・(Win)拡張ウィンドウへのキーボード入力がショートカットをアクティブにする問題を修正

・(Win)アウトライナーがアクティブウィンドウのときにキーボードショートカットが機能しない問題を修正

・(Win)コンポーネントブラウザを介したコンポーネントの削除とリロードに関する問題を修正

・(Win)インストーラーが C:\ProgramData フォルダーのアクセス許可を変更してシステム上のすべてのユーザーがフォルダー全体にフルアクセスできるようにする問題を修正

・(Win)SketchUpのインストールには、ARM64プロセッサに必要なVisual C ++再頒布可能パッケージが含まれるように更新

・(Mac)タグの名前列のサイズが変更されない問題を修正

LayOutリリースノート

・SketchUpシーンで[軸の位置]がオフになっている場合に、定型句でエラーが表示される問題を修正

・スクラップブックからオートテキストタグを入力するとき、または新しいカスタムオートテキストタグを作成するときにLayOutがクラッシュする問題を修正

・(Win)PageCountAuto-TextタグにEndPageパラメーターがない問題を修正

・(Mac)[ウィンドウ]-> [パネルの配置]を使用すると発生するクラッシュを修正

SketchUpAPIリリースノート

・入力フォーカスがInputBox内にあるときに、#onKeyDownイベントと#onKeyUpイベントが一貫してRubyツールに送信されていなかったバグを修正

2022/02/05

SketchUp Pro 2022.0 リリース!

 2022.01.25 (日本では 2022.01.26 未明) SketchUp Pro 2022.0 がリリースされました! Mac 版リビジョンナンバーは 2022.0.315 です.


今回のリリースで Mac 版は公式に Apple Silicon(M1)ネイティブ対応となりました!
実行形式はいわゆるユニバーサル・バイナリなので Intel Mac でも実行可能です.

公式に対応する macOS のバージョンは, いつものとおり最新から3つ, macOS 12 (Monterey), macOS 11 (BigSur), macOS 10.15(Catalina) となり, macOS 10.14 (Mojave) は対象からはずれました...

新機能に関してはリリースノートおよび公開された blog に詳しく記述されています.
(それぞれ Google翻訳ページはコチラ リリースノート SketchUp Blog )






2021/12/10

SketchUp WEB Dec.2021 アップデート (2) [なげなわ選択] ツール・その他・・

SketchUp WEB にもう一つ追加された、新たな選択ツールです・・

・[なげなわ選択] ツール 

SketchUp WEB の新たな選択方法として、手描きの範囲指定による選択が可能となりました。

ショートカットは [shift] + [space] です。
動作については [選択] ツールの範囲指定と同じ感覚で、矩形で範囲選択するかわりに、その範囲を手書きで指定する感覚です。

[選択] ツールの範囲指定では、左から右に矩形を描く場合は、その範囲内に完全にはいったもの、右から左に矩形を描く場合は、その範囲内に一部でもはいったものが選択されますが、[なげなわ選択] ツールの場合も、右回りで描くか、左回りで描くかで、同様の選択が可能です。

下記のとおり、修飾キーとの組み合わせも [選択] ツールと同じくアイコンが変化します。
[shift] (man/win) + [なげなわ選択] →  選択追加/選択解除
[option] (mac) / [alt] (win) + [なげなわ選択] → 選択追加
[shift] + [option] (mac) / [alt] (win) + [なげなわ選択] → 選択解除

これでいままでの選択と組み合わせて、さらに多様な選択が可能となりました。

少し前ですが、MindSightStudio からリリースされていた SketchPlus にも同様の [なげなわ選択] ツールがあるので、現行バージョンまたは古いバージョンでこの機能が使いたい場合は検討するといいかもしれません・・

・その他のアップデート

リリースノートによるその他のアップデートは以下のとおりです・・

・[フリーハンド] ツールのアップデート

曲線を描画した直後、[option][command](mac) / [alt][ctrl](win) キーでセグメント数を増減可能に

・[2点円弧] ツール、[3点円弧] ツールのアップデート

[command](mac) / [alt](win) キーで接線の推論をロック可能に

・[テープメジャー] ツールのアップデート

ツールがアクティブな時、カーソルが示す [座標]・[長さ]・[面積] がVCB およびツールTIPS に表示されるようにアップデート(これはデスクトップ版ですでに実装されていたものが WEB 版にも適用されたもの)

SketchUp WEB Dec.2021 アップデート (1) [タグ] ツールについて・・

SketchUp WEB ですが、リリースノートを見てわかる様に 2021年は毎月アップデートしてきており、2021/12/06 の最新アップデートでは、基本機能に関わる新たなツールが追加されました!

・[タグ]ツール

いままで、[オブジェクト/エンティティ] に [タグ] を割り当てる場合、その [オブジェクト/エンティティ] を選択して [エンティティ情報] パネルのプルダウンリストから [タグ] を選択していました。今回のアップデートで新たに追加された [タグ] ツールでは、[オブジェクト/エンティティ] に [マテリアル] を割り当てる [ペイント] ツールと同じ様な感覚で、[タグ] パネルのリストで選択した [タグ] を、直接 [オブジェクト/エンティティ] をクリックして [タグ] を割り当てる事が可能となりました。

[タグ] ツールは画面左のツールバーの [テープメジャー] ツール部分をクリックするとロールアウトします。
また、[タグ] パネル(日本語版では、現時点でまだ[SKETCHUP の互換性] と誤訳されているパネル)で、リストから [タグ] 名をクリックすることでも、[タグ] ツールをアクティブにできます。

※この [タグ] パネルでは、[タグなし] の表記がなくなりましたが、[エッジ] や [面] など、グループ/コンポーネント化されていない [エンティティ] に直接 [タグ] を割り当ててしまった場合等は、その [エンティティ] を選択した状態で [エンティティ情報] パネルの [現在のタグ] をクリックすると、[タグなし] を選択可能です。
さらに [タグ] パネルでは、[タグの色] で表示するトグルスイッチがついたので、[タグ] の割り当てをする場合に色分けしてわかりやすく作業すると良さそうです。([タグの色] で表示する場合、アイコンがカラーになって、タグ名の左にその色が表示されます。)
[タグ] の割り当ての操作が [ペイント] ツールと同じ感覚となったので、思いついて試してみると、修飾キー [command] (mac)/[alt] (win) を押した場合はアイコンがスポイトになり、オブジェクトから[タグ]をサンプリングできました。[タグ] パネルのリストも切り替わります。
[タグ] パネルのリストには [タグなし] がなくなったので、[タグ] ツールで [タグなし] を割り当てたい場合はこのスポイトで [タグなし] を吸い取れば割り当て可能です。
(この時のスポイトのアイコンは [ペイント] ツールの時と同じアイコンなのでちょっと混同しそうですが・・・)

また、[shift] (mac/win) を押しながら [タグ] を割り当てる場合は、アイコンが下記に変わり同一 [タグ] が割り当てられている [オブジェクト/エンティティ] をまとめて一回のクリックで別の [タグ] に割り当て可能です。(これも [ペイント] ツールと同じ動作です。)

現状WEB版のみで、デスクトップ版はアップデートされていませんが、次期 2022 版で採用されることを期待しています・・・





2021/09/15

SketchUp Pro 2021.1.2 リリース

 2021.09.14 (日本では 09.15 未明) アップデート版がリリースされました

前回 2021.1 および 2021.1.1 のアップデートでは SketchUp の基本コマンドと修飾キーに関する見直しがされましたが, 今回 2021.1.2 のアップデートでは前回のアップデートに対するユーザーからのフィードバックを考慮した見直しと機能追加, いくつかのバグフィックスが反映されたものとなっています.

Mac 版のリビジョンナンバーは 2021.1.331 となりました.

リリースノートはこちら・・

前回のアップデートでは修飾キー (Mac の場合 [option] ) がトグルスイッチとなり [移動] コマンドで修飾キーを押すと [複製] した直後もそのまま [複製] モードのままとなっていましたが, この動作に関してはユーザーからのフィードバックが多くあったようで, 今回のアップデートでは元にもどり [複製] が終わると [複製] モードは解除されるようになりました.

この仕様はこれはこれで1つのオブジェクトを直線上に配列複製するのではなく, 例えばいろいろな位置にランダムにクリックしながら(あるいはVCBから長さや相対座標を入力して)配置できるので機能追加でもあったわけですが, SketchUp がリリースされて20年, 使い慣れてきている [移動] コマンドの [複製] モードの仕様変更には多くのユーザーからのフィードバックがあり, 元に戻す判断となったのではないかと思います.

その代わりに今回のアップデートでは [移動] コマンドに新たな機能が追加されました.
[移動] コマンドを選択してから修飾キーを2回押すと, カーソルが変化して [スタンプ] モードとなります.
オブジェクトを事前選択していた場合は [スタンプ] モードにしてからオブジェクトの配置
の基準となる点をクリックし, マウスカーソルを移動して配置したいところでクリックするとスタンプを押すように連続して複製配置できます. 
[スタンプ] モードにしてからオブジェクトを選択することも可能で, その場合はいきなりそのオブジェクトの配置基準をクリックすることとなります.
[移動] コマンドでオブジェクトを少しでも [移動] してしまうと修飾キーは [複製] モードの切り替えとなるので, [スタンプ] モードに切り替えできません.
現時点では [スタンプ] モードではVCBから移動長さの数値入力 (あるいは相対座標入力) はできない様ですが, 将来のアップデートで対応できるようになればいいなと思います.

そのほか, 細かいところでは [スケール] ツールの中心を基準としたスケーリングをするときの修飾キーが, 前回アップデートではトグルスイッチとなったので押しっぱなしにする必要がなくなりましたが, 今回アップデートで従来通り修飾キーを押しっぱなしにしても動作するようになりました.

特筆すべきバグフィックスとしては WIN 版でオブジェクトを右クリックした時にコンテクストメニューがグレー表示となって選択できないというバグが今回のリリースで修正されました.

その他は以下のとおりです・・

・非常に大きなモデルがサイレントに保存に失敗する問題を修正, データの損失を防ぐためにエラーが表示される, これらのまれな障害の恒久的な修正は、今後のリリースに含まれる予定
・Big Sur OSを搭載したMacでモデルを開くときにアイコンの間隔が適切でない問題を修正
・ライブコンポーネントのインフラストラクチャを更新, ライブコンポーネントの動作は現在変更されていないが, 近い将来これらの変更によりライブコンポーネントの読み込み時間とコンポーネント間の使用の流動性を向上させることができる.








2021/07/02

SketchUp Pro 2021.1.1 リリース

2021.06.29 (日本では 06.30 未明) 前回同様リリース後のマイナーアップデート版がリリースされました・・ いくつかのバグフィックスに関するリリースノートはこちら

Mac 版のリビジョンナンバーは 2021.1.298 となりました

SketchUp Viewer も同時にアップデートされています・・
ところで SketchUp Pro 2021 リリース時には, いつもは同時にアップデートされていたQuick Reference Card が 2020 のままアップデートされていませんでしたが, 2021.1 のリリースで, 基本コマンド関係が見直され, これを機に Quick Reference Card も更新されています. 現状英語版のみですが, ダウンロードページリンクが追加されています.